家は人なり

気学では家相も扱いますが、実際には

九星気学:卜(ぼく)
家相:相(そう)

とジャンルは別になります。相というのは人相、手相、墓相などというように、すでにあるものの形に対して吉凶をみるものです。
占いと一緒くたにしていますが、別物です。

家相・風水では陽宅風水と陰宅風水に分かれます。陰宅風水はいわゆる墓相、陽宅風水は住まいの間取りです。
陰は死んでからのもので、陽は生きているうちのものともいえますね。

タイトルの「家は人なり」というのは、家相風水の言葉です。
家を建てるというのは一生の中で大きなイベントです。お金は自分の時間=命を削って得たもの、それを使って自分の住まいを作るわけですから、家は人そのものだというわけです。

ずいぶん前になりますが、高層マンションのずさんな設計で問題になった事件で、設計に携わった一級建築士の方の自宅というのがテレビで放送されたとき、想像に反してしょぼい家に住んでるな・・・と思ったのを覚えています。一級建築士なんだから、ご自宅もさぞ凝った作りのデザイナーズハウスなんだろうなと勝手に思い込んでたんですよね。

大きな建物の設計を携わっているから立派なわけでもなく、自分も立派な家に住んでいるというわけではない。
その人の総合力でその家に住んでいるという見方を気学ではします。

家を建てるにはいろいろな制約があります。大きなところではお金の問題ですね。住むなら誰しも立派なところ、広くてきれいで新しいところと想像をふくらませますが、実際は自分の懐具合が大きく左右します。大きなお金を動かすものなので、相談していくうちに気が大きくなり、数十万の料金アップも大したことなく感じてきたり、金銭感覚も麻痺しがちです。そんな中、冷静に判断し予算内で納め、妥協するところは妥協するといった人間力が必要になってくるので、家は人なりとはよくいったものだなぁと思います。

家を持とうというときのお客様はいつもと違うといいますか、相談してきていながら、大抵はいうことをききません。家というのは人を狂わせるものなのか、時期や方位をみて見合わせたほうがいいと伝えても、購入に踏み切る場合がほとんどです。目の前の魅力に押され、とにかく買いたい買わねばと思うのでしょうね。そういうのを見ていると、家を買おうというエネルギーというのはものすごいものだし、全生命力をかけてる感がすごいんですよね。チャンスを逃すものかという気迫がすごくて、あてられてこちらは寝込むほどです笑。

書いてて疲れました^^;。まだあるのですが、続きはまた今度。