吉方とり 祐気と日参(ゆうきとにっさん)

一番最初の先生に気学を教わっていたとき、生徒は私を含め5人でした。

その先生は祐気とり(吉方に出向くこと)を重視しており、授業は土曜日と決まっていましたが、ちらほら休む人がいるんですよね。

休む理由が祐気とりなんです。先生が各人にとっての吉方吉日を割り出してくれて(授業とは別料金)、その日が授業と重なったら、休んでもOKなわけです。

普通の人からしたらありえないですよね。休んでもいい理由が吉方とりなんて。

私はたまたま土日にあたらず、平日が吉日であることが多かったので、会社を休んで祐気とりをしました。時には連泊です。

というより、吉日は土日休みに合わせてくれているわけではないので笑、平日に吉日があるのは当たり前なんです。

当時私は20代だったので、若いころから結構吉方とりはしたと思います。

平日昼間お勤めの方は、会社を休んでまで吉方とりをするなんてと思いがちですよね。

ですがこの世界では、吉方とりと親の葬式が重なった場合、吉方とりを選ぶという人もいるくらいなのです。

砂金てそう簡単にとれないでしょ?
それと同じで、開運といっても吉日吉方って、そう簡単にとれないんです。

とりたくても向こう数年、とれない方もいます。

だから思いついて占い師に聞きに来ても、すぐにとれるわけでもないんですよね。

それを知っている方は、何はともあれ吉方とり!という考え方になるんです。

日参(にっさん)は別ですが。
これは日盤だけみて吉方を出すので。
日参は、たとえていうなら小銭貯金みたいなもので、毎日やれば運の貯金になるのかなと思います。

子供のころから貯めていた小銭貯金を出産費用に充てた、なんて話もききますから、運の小銭貯金に相当する日参も、継続すればそれなりになると思います。

ちりも積もれば山、日々の小銭貯金もあなどれないものがありますが、せっかく大きく吉方とれる時が暦でわかるなら、その日に祐気とり、しないともったいないです。