コインの表と裏

陰と陽が表裏一体のように、九星でもコインの表と裏があります。

一白水星と九紫火星
二黒土星と六白金星
三碧木星と四緑木星
七赤金星と八白土星

です。

漢字だけみていてもわかりづらいですが、八卦でみるとよくわかります。
それぞれの欠けた部分をお互いで補っているような関係になっています。

この中でも、一白水星と九紫火星は水と火なので、いわゆる相克(そうこく)、相性が悪いとされていますがコインの表と裏なので、縁も強いとみます。

特にこの関係は離坎の対冲(りかんのたいちゅう)といって、相克の中でも一番激しい相性の悪さとされています。
それでも表裏一体なので、一概に相性悪いで片付けられないところがあります。

相克の関係というのは、実は共通吉方がとりやすいというメリットがあったりします。
また、離坎の対冲でも八字(四柱推命)で相性がよかったりすると、表裏一体の効果の方が強まったりします。

他3つの関係は相生(そうしょう)もしくは比和(ひわ)といって、相性はよしとされています。
いい相性な上に表裏一体、縁があるというわけですね。

九星には相性のいい星、悪い星がそれぞれ1つ以上あるので、上記に書いた星以外にも自分にとっていい星というのがあるのですが、上記の関係だと尚一層、縁が強いよという話でした。