張りと欠け・わたしの体験談

茶碗を持っているのがわたしです。いい思い出になりました。

さて、今日の話はわたしが吉方位めぐりをしまくっていたころの話です。
もう16年前になります。

最初の先生~3番目の先生に教わっている期間の約10年、せっせと吉方位めぐりをしていました。

2番目の先生、野村元照(がんしょう)先生に教わっていたとき、あれは家相の授業の時です。
家相の話では鬼門と裏鬼門という概念があるのですが、それらを薄ーく削っていわゆる欠けの相にするとよい、しかし素人が付け焼刃で本を読んで真似すると大抵は失敗する、みたいな雑談をしてくれました。

で、良い例として
いい例が京都御所ですよ。皇室は暦や風水に基づいて、御所の家相なんかもきちんとされているから、機会があれば見に行くといい。ちゃんと鬼門と裏鬼門、きちんと計算されてうすーく欠けの相にしてあります」とも話されていました。

そんな話をされたら行かずにいられません。調べると京都御所は当時、見学したければ往復はがきでの申し込みでした。まず自分にとって京都が吉方吉日になる日時を割り出し、往復はがきで申し込み、返事が来てから新幹線や宿の手配、職場の有休申請を行いました。

せっかくですので、京都御所をメインに、他にもプランを立てました。

・祇園さん(八坂神社)での御祈祷
・前々から行きたかった「縁切り神社」の視察
・パワースポットである鞍馬山めぐりおよび貴船神社でのお水取り(ここでの鞍馬山らくがんが超美味!!!あんこが挟んであって大きい)(貴船山神社は日本名水100選のひとつで、ここでの冷やし抹茶も美味でした)
・二条城見学
・お茶教室へのおみやげ・おふりだし用の手作りこんぺいとうのお店・現地調達
・とらや本店での喫茶
・よーじやカフェと都路里での抹茶甘味を堪能

後半になるほど個人的欲求が丸出しになるこの計画笑。
せっかくのひとり旅ですので、姫な気分を味わいたいと、ホテル日航プリンセス京都に宿泊しました^o^
朝はイノダコーヒーで朝食をとり、夜は姫なホテルでケーキセットを楽しむという、やりたい放題のひとり旅笑。
銀閣寺ビューの素敵なホテルだったのに、出歩きすぎてホテルを楽しめなかったのが心残りかな。

気ままなひとり旅だったので、ぶらり歩いていたらたまたま高台寺(秀吉の妻ねねの寺)で茶会があり、参加することができました。高台寺は表千家で、戦前の士気高揚のための陣中茶会を模した茶会が行われ、たまたまでしたがその偶然にあやかれて感動ものでした。

茶の湯の世界ではぺーぺーなわたしは茶会で上座などとても座れないのですが、この時は、ここぞとばかりに上座を陣取りました笑。その後、戦中に秀吉が食したとされる夕食もいただくことができ、貴重な体験をしました。

で。本題の京都御所ですが。

その日は6月にもかかわらず真夏日で、太陽が照り付け、気温も真夏並みの大層暑い中、数人の見学者とともにガイドの宮内庁関係の人がつき、1時間程度だったかな、一緒に見て回りました。とにかく暑い…なのに敷地内を同志社大学の学生がマラソンしてる…そんな気力ないよ、歩いて回るだけでもくたくた、のど乾いたよ…という感じでした笑。

背中に同志社大学とプリントされたTシャツ着た学生が結構な人数で走ってるんですよね。わたしは往復はがきで申し込まないと御所の庭すら入れないと思っていたのでおどろきました。普通に近所の主婦が子供連れて散歩してたりしてて。御所の中をみたいとなったら許可制になるのかと、そこで初めて知りました。

で。御所の鬼門と裏鬼門はきちんと薄い欠けになっていたかの考察ですが。

大きすぎてわからなかったです(爆)

御所のまわりは溝が掘ってあり、雨水とかそこに逃がすんですかね?その溝もお濠みたいに大きいし、何が張りで何が欠けなんだかもう、とにかく暑いしわかんないよって感じでした苦笑。

こんなこと、今占い師ですなんてすました顔してるわたしが話していいのかあれなんですが。

ひとり旅、最近はしてないですが好きなんですよね。
この調子でわたしは吉方旅行のために有休をつかい、ひとり旅をしていました。

これが誰かと行くとなると制限かかりますからね。
相手が悪いんじゃないです。誰かと行く旅も違った良さがありますからね。

高台寺の茶会は夕方~夜だったし、それなりな出費もあるので、茶道に興味なければ出席したくないだろうし、
祇園さんでの祈祷や縁切り神社の視察も、易的興味がなければどうだったんだろうなーという、

行かないと相手に言われたら断念せねばならない数々も出てくるわけで。

ついでにいうと、常にこういう実のある時間(ここでは有休)とお金の使い方をしたいんですね。

普通の事務職で、休みも、使えるお金も限られていたら、めいっぱい有効に使いたいじゃないですか。
それに行った先では見学料や飲食にもお金がかかります。
ほんとは観たいけど、相手に気遣ってみるのをやめたり、こっちが食べたいのに相手に合わせたり。
出先では興味の赴くままにお金を使いたいんですよね。
高くてもその時しか食べられないご当地ものとか、今じゃないと体験できないものに心置きなくお金を遣いたい。

たとえていうなら、
毎日コンビニでお昼の菓子パンを購入してもいいけど、
それ4日我慢して、その分で

お高めでも好きなパンを週1で食べる、そういう使い方をしたいんですよね。

お金も時間も120%、をモットーにしております笑。

いづれも極めて個人的な趣味嗜好の追求なので、吉方旅行はひとり旅に限ると思うのでした。

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