冬土用終わりますね。土用中は家仕事するといいのかも。

2月1日、主人が自宅でみそを仕込みまして。
主人の会社が創設記念日で休みだったのです。

今日は土用のはなしを少し。

土用といえば丑の日にうなぎを食べることで有名ですが、これは夏土用で、実は土用というのは四季ごとにあります。

土用の期間は土いじりをしてはいけない、吉方をとっても効果が出にくいので避けた方がよいなど、禁忌が多い印象ですが、みそを仕込んだり梅干しを干したりするのは土用期間中なんですね。

わたしは昔から梅干しを作りますが、梅雨時に青梅を買って塩漬けにしておき、夏の土用、そうですうなぎを食べる時期の晴れた日に梅を干します。これを土用干しといって、1日~3日程度干します。

土用干しは夏の土用に行うので、つまり7月ですね。

みそを仕込むのは今この時節、寒仕込みといって冬土用を利用します。1月後半から節分にかけてです。
一年で一番寒いこの季節にみそを仕込むことで、雑菌の繁殖被害が少なくなるうえ、これから暖かくなるに従い発酵がゆるやかに進むのだそうです。

そして7月の夏土用に「天地替え」といって、みそをかき混ぜる作業をします。
そこからさらに半年ほど寝かせればみそが完成します。

土用期間は家仕事に向いているのかなーと思いました。

知ってか知らずか、禁忌が多い土用期間、お外に出ないで家仕事しましょうというのは、昔の人の知恵を感じます。

ちょっと梅干し話に戻りますが、わたしはいわゆる昔ながらのすっぱーいしょっぱーい梅干しが好きです。
昨今のだし入りうす塩梅干しだの、はちみつ梅干しだのは邪道だと思ってます。

保存食の梅干しが、なんで要冷蔵なんかい。
常温でその辺に転がしといたって50年ももつような、しょっぱーい塩漬け梅を梅干しというのだ。

と思っております。

梅干し作るときは、ちゃんと紀州の南高梅がいいよ。
買うときは見た目変わらなくても、土用干しするころにはクオリティの違いがはっきりでるので。

ついでに、梅干しつけるために有休使わなくても大丈夫。
大抵1キロ単位でスーパーに並んでいるので、作りたい分だけ買って、仕事終わったら毎晩1キロずつ仕込んでいけば大丈夫。

洗って消毒してヘタとって、塩漬けをビンに入れると、翌日は水があがって(梅酢という)かさが減ってるので、そこにまた洗って消毒してヘタとって、塩漬けしてビンにつめる、を連日やっていくと、毎日少しずつ作業を進めていくことができます。

なにも1日で全部やらなくても大丈夫。梅が売ってる期間は小さい梅から出始め、3L、4Lサイズが出回るころまでに日数あります。

これ、みそ作りも同様だと思うんですよね。土用期間は2週間あるから、毎日できる分だけやっていけばそれなりな量になると思います。

で、赤しそは入れないのがすき。南高梅の白干し梅がすき。

梅干し、買えば楽ですが、これ買おうとすると4粒入り380円とかするので手がでません。
なので自分の手をかけて作ってます。

まんが「美味しんぼ」に書いてありましたが、安い梅干しはそれなりな製法で作られているので梅干しではないのだとか。

白干し南高梅が高いのは、出来上がるまで半年以上かかる時間とそれを保存しておく場所などが値段に反映されてるからなんだなーと思ってます。

これで半量の13㎏です。

食べごろは1年後から。楽しみです。

土用期間=おうち時間を楽しむ期間と思えてきました。