大正ロマン・銘仙♡
今日は趣味の話を。
銘仙の反物が手に入りました♡
花子とアンの世界ですね。あれは内容もよかったですが、お着物姿がたくさんでてきて、それぞれのキャラが個性豊かに着こなしてたのがよかったですね。
その中でも特に銘仙いいなー、ほしいなーと思いながら観ておりました。
銘仙とは、つむぎのひとつで、写真のように大胆な色柄が全体に展開されている生地のことです。
つむぎなので絹です。絹の普段着です。
生地の厚みの具合や動きによって光る具合、大島に雰囲気が似てる気もします。
和裁教室で大島縫ってた先輩が、針が通らず難儀してましたが、大変なのも楽しみの一つ、こつこつじっくり仕立てます^^
銘仙は大正時代に大層流行り、女性のおしゃれ普段着として種類も豊富だったらしいですが、今はほとんど作られていません。
ですので銘仙がほしいなら、中古買うしかないかなと思っていたのです。
そしたら先日、ふと一反、銘仙の新品しかも反物で、が紛れ込んでいるではありませんか。
柄も一目ぼれだったので即買いしました。
これはまずひとえで仕立て、袷にしたくなったら裏地をつけて縫いなおすつもりです。
地球温暖化な昨今、無理に袷にしなくていいかなと。
これは伊勢崎銘仙ですが、玉虫色に光る、秩父銘仙もほしいです。
これを売ってくださった業者の方に、秩父銘仙も反物でね♪と無理難題を頼んでおきました。
この業者さんは、熱い思いで反物を探し見つけてくるので銘仙買ったわたしに「着すがた見たら泣いちゃうかも」とおっしゃってました。それくらい、銘仙の新品反物は珍しいのです。
ええ、仕上げたらまずこれ来てまたお店に出向きますわ。大いに泣いてくだされ笑。
あと久留米がすりの、星に見えるような絣柄の反物も。
花子の妹役を演じた黒木華さんが着ていた久留米がすり、あんなのがほしいと写真を見せてわがままを言い。
いつ出会えるかわかりませんが、望めば叶うもの。
例えば埼玉のおばあちゃんの箪笥から、昔の秩父銘仙が出てきて、誰も使わないから反物売りに出したとかあるかもしれないじゃないですか。
久留米がすりもしかり。これはすたれてないから、その業者さん経由でわたしのわがままが造り手に伝わって、作ってくれるかもしれないですからね。
この伊勢崎銘仙は、ひとえで広衿で作ります。
バチ衿好きなんですけどね。授業で広衿習うので。
そして仕立てたらばんばん着るぞー。
業者さんにも「おばあちゃんになってもこれ着てください。赤を着る、かわいらしいおばあちゃんになってください。そしていよいよへたってきたら、羽織に直して着てください」と念を押され、請け負いました。
紬は三世代。おうよ約束通り着たおしますわ。