家選びと恋愛って似てる

8月にお世話になった浴衣たち。こうして並べてみると、趣が全く違う。
まあわざとそういう揃え方したんですけどね。どれも思い入れある色柄です。
また新しく作るなら、やはりかぶらない色柄で。ひとえでもいけるものも考慮したいです。

今日は家相について。

家相という観点からいうと吉相の家というのはおおかた決まっていて、それにどれだけ沿った家を選ぶかという点に尽きます。

新しくておしゃれで今風な家、というのと家相で吉相かどうかというのは別な話です。

家相というのはその姿かたちで吉か凶かをみるものなので、どんなに気に入った家だったとしても凶相だったなら凶なのです。

家を建てるとき、選ぶときというのは大抵は盛り上がっているので、人の言うことをきかないことが多いです苦笑。
そこは恋愛と一緒ですね。客観的にみたらそんなにいいかな、と思えるものでも思い込んだらとられちゃうかもしれない!と焦って決めてしまうとかね。

家でもあるんですよ、、、とられちゃうから早く決めなきゃ!と焦る人。高い買い物なのにとっても多いんです。

で実際生活が始まって、よろしくない点がやっと見えてきて「これってよくなかったんじゃ」と気づく。
まさに恋愛と一緒ですね笑。

ちょっとそれますが、結婚したてのとき、夫婦で家具屋に行ったんですね。
そこでみたダブルベッドがおしゃれで素敵だったのでこれいいなというと、この道数十年とおぼしきベテランの店員さんが、これはやめたほうがいいと言いました。どうして?ときくと

これはデザイナーの作品だが、マットレスのまわりにぐるり1周、木枠がある。そこがおしゃれなんだがベッドに上がるときにいちいちひっかかるのがやっかいなのと、ぶつかることも多いだろうし意外と使い勝手が悪い。場所もとるし木枠の下の掃除もいちいち面倒ときてる。男と一緒で見た目じゃない、こちらの一見平凡な方をおすすめします!

と饒舌な説明で楽しませてもらいました。
勧められた別のダブルベッドはなるほど平平凡凡なものでしたが、デザイナーズ料金が加算されているでもなく妥当なお値段のものでした。

まさに家相でも同じことがいえて、一見平凡でも、そういった家相というのがいちばんいいです。
安定しているというのはどこか構造上弱くなるところが少ないということですし、無駄なスペースが少なく住めるということにもつながります。
変わったことをすると転売話が持ち上がった際、それがネックで売れづらくなったりと、他の面でも影響します。

お金がたくさんあったら広くて満足した家を持ちたいという人は多いと思いますが、現実は難しいことも多いです。
都心で駅が近くて広い家、、そりゃみんな持ちたいですよね。

なので理想の家相を踏まえつつ、優先順位を決めて譲れないものを1,2点に絞る。そしてそれに沿った間取りを選ぶ。
が理想と現実のすり合わせの最適解かなと思います。

ここに方位、時期、日取り選びも入ってきますが、今回は割愛します。

結局、人間力なんですよね。
同じ人間が選ぶものだから一貫性あることなのかもね。と思いました。