実例2:天音ちゃんと占い師の天音
勝浦宇宙通信所の一般公開に行ってきました。勝4、逆光と強風で撮れた写真が後ろ姿になってしまいました。
-------------------------------------------------------2007年の名付け話を実例2として掲載します。
ご依頼者様:エバラキの信さん
つくば市在住で、お仕事は衛星の軌道職人さんです。
なお、エバラキとは茨城のことです。茨城弁はイとエを逆に使います。
例:「えみこさん」を「いみこさん」と呼ぶ ※しかしこのような顕著な茨城弁を使う人は最近はめっきり減りました。
ご依頼内容
奥様が出産をひかえており、生まれてくる赤ちゃん(女の子)の命名をお願いしたいとのことでした。
信様ご夫婦の希望
信様の仕事柄、お子さんには宇宙にちなんだ名前を、奥様は音楽関係のお仕事をされているので音楽にちなんだ漢字を使いたい、とのことでした。
天音の鑑定
ご依頼は命名でしたが、実際には信さまご夫婦で考えた候補が3つありました。
明日香 今日子 天音 の3つです。
「明日」や「今日」は、地球の自転に伴い日が変わることですので、意味合いが宇宙にちなんでいるなと思いました。
ご主人の「宇宙にちなんだ」、奥様の「音楽関連の」という希望の両方に合致しているのは「天音」のみです。
生まれてくる赤ちゃんの星回りと、それぞれの名前の画数と名字の兼ね合い他諸々を考慮して、「天音」ちゃんに決定しました。
天音の所感
既に候補があり、「この3つのどれかで」というご希望だったので、命名というより3択でした。
名付けはゼロから天音に決めてほしいという場合と、今回のように候補の中から選んでほしいという場合とがあります。
今回の候補3つをみてみると、
明日香は21画、今日子は15画、天音は13画、どれも吉数であり且つ名字と併せても総画数を始めとした主要五格も悪くないです。
ここでは3つの名前はそれぞれ画数が違いますが、名前単体でみるとどれも吉数です。
吉といわれる画数から逆引きで名前を考えたからかと思われます。
通常は、色々候補を挙げてみても画数が全部同じだった、ということも珍しくありません。
むしろ画数が同じというケースの方が多いくらいです。
親御さんが名前を決めているようで、生まれてくる子がその名前と画数を指定してきているのかなと思うときがあります。
たくさん名前の候補をあげて、生まれてきた子の顔をみてから印象で決めるといった決め方なら、画数が同じだと安心して選べそうなものですが、
名前は画数だけでは決められません。陰陽五行的には他にもみるところがいくつかあり、素人判断で命名すると陥りやすい致命的な箇所があります。
たとえ総画数が同じだったとしても、漢字の配置によっては吉凶が変わってくるので、そこは書籍やサイトだけに頼らず、プロにみてもらうことをおすすめします。
もうひとりの天音
この時期わたしはまだ天山先生のところに生徒として通っており、仕上げの時でもあったので「占い師としての名前を早く決めろ」と言われておりました。
そんなときに舞い込んだのが、信様のお嬢様の名づけです。
信様に許可をもらってから天音ちゃんの命名話を先生にしたところ、
「こういう名前は占い師向きの名前なんだ。天からの音、占い師の言葉も天からのものだろ」的なことを言われ、「この名前もらったらどうだ」とまで言われました。
なのでそのままもらいました。信様ご夫妻は快諾してくださいました。
ですので天音ちゃんと占い師天音は同時に誕生したのです。
天音ちゃんと天音のその後
天音ちゃんは大きくなり、バレエを習うようになりました。発表会には何度かわたしも出向き、「もう一人の天音より」と、天音ちゃんにお手紙を書くこともありました。
天音ちゃんの成長をきくたび、ああわたしも同じ年数だけ占い師やってるんだなと実感します。
自分の占い師としての名前も流れによるところが大きくて、決まる時はすんなり決まるものなんだなと当時思いました。
麗華とか考えてたんですよね。けど天音なら天山先生から1文字もらったともとれるし、流れに任せるのもありだなと。
親御さんが我が子のためにと考えた名前ですからいい名前に決まってます。それを使わせていただくのですからとてもありがたいなと思うのでした。
展示されていた、SORA-Qの写真。かたつむりみたい。