五黄の寅
丸紅の能衣装展@竹橋に行ってきました。
最近、能がマイブームです。
丸紅と伊藤忠って兄弟だったんですね。
年表みて、勉強になりました。
この日は夫婦で着物で行きました。
着物着て行けば入場無料よ、と、和裁の先輩に聞いたので。
まさに先達はあらまほしきものなり、夫婦で無料のお得感^^
金春の路上の奉納舞といい、瀟洒な衣装に伝統芸能を魅せてくれるのに、かなりなリーズナブルさ。
能の衣装も、修復作業の様子もすばらしかったです。またひとつ、勉強になりました。
遅ればせながら、NHKの朝ドラ「虎と翼」みてます。
主人が全作録画してくれていたので。
主役の伊藤沙里さんがとにかくかわいくて。彼女大好きなんです。
石田ゆり子さんも大好き。101回目のプロポーズの頃から、逃げ恥もいい役でしたね。
着物も銘仙だの正絹の小紋だの、とにかく参考になるし色々ツボなんで何度もみてます。
初回で寅子の名づけの由来シーンがあるんですね。
五黄の寅に生まれたから寅子、ともこと読むのだと。
昔の方って生まれ年の十二支を名づけで使うこと多いですよね。
わたしの祖父も亥三郎、亥年の3男とすぐわかるつけ方、昔の方は賢いです。
五黄の寅で法学部かぁ、月命に六白入れてんのかなとちらっと思いながらドラマ観てますがこの主役、伊藤沙里さんは本命星六白金星の人です。かわいらしいながらもはきはきした役どころは彼女にぴったりで、本命星と弁護士という職種がまさにドンピシャ。当たり役ですね。
人情厚くておせっかいな役どころはまさに五黄という感じですが、本来弁護士は六白金星や九紫火星といった、天の管轄の星のものです。
どちらかというと五黄土星は土星の意味するところの清濁併せ呑むという要素が強いです。
かなり身びいきするし我田引水な性格だったりするので、公平にジャッジする仕事には向きません。
なので人生の大事である月命星に六白なり九紫なりがきてはじめて公正なジャッジができるんじゃないかなーと、まあドラマなんですけどそんなこと考えながら観ています。
しかし、衣装の着物のすばらしさといったら。
NHKの衣装部で使いまわしもあるかと思いますが、寅子が銘仙着てたりするんですよ。柄も女学生にぴったりなかわいらしい柄だし、ちょっとした動きでつやっと光る絹の具合とか、たまりません。
石田ゆり子さんの正絹小紋と帯、小物の組み合わせもセンスが光ってますしね。
なにせこの方正統派美人なので、出てるだけで見惚れます。
いつまでもスレンダーで、恐妻役なんですがあくまでも品が良くて、どなったりなぐったりもないし、あくまで品は保ちながらも恐妻ぶりが出ていて実にいいです。年とともに失われがちな品ですが、見習いたいものです。
なんでも公平とか正しいを求めてるヒロインは、やっぱり六白の卦が強いな。
正しいとか正しくないとか、いつも白黒つけたがるのは六白の特徴ですね。