ミクロはマクロ:遁甲盤と電子の動き

いつも4番目の先生の話が多いので、今日は2番目に教わった先生の話をひとつ。

この2番目の先生に教わったのは、もう15年以上前になります。当時80代前半の男性の先生でした。

お寺関係の方は自分の本名を音読みしたりしますよね。例えば安徳(やすのり)なら、あんとくさんと読ませたり。その先生も、音読みで読ませた名前を名乗っていました。

かつては研究所で物質工学の研究員をされていたのだとか。ですので気学の講義も理数系な感じでした。

研究員時代は水素を使って燃料を作り、それで船を動かす研究とかしてたみたいです。
気学では、酸素は三碧、水素は○○(忘れました。たぶん一白?)など、化学と九星をかけあわせ、化学反応も気学とぴったり一致していて素晴らしい、的な授業でした。
化学なんてとっくに忘れている私は、その辺はさっぱりスルーでしたね笑。

で。気学では遁甲盤を利用します。これで運勢や方位をみていくのですが、刻一刻とこの盤上の九星が規則性を持って動いていて、

この遁甲盤の動きが元素の電子の動きと同じだというのです。

宇宙飛行士が宇宙に行って地球を見た時、マクロをみるように、
研究員が電子顕微鏡をのぞいた時、そこにミクロをみるんですね。


そして?ミクロはマクロ、宇宙飛行士も研究員も、そこに神をみるのでしょうね。

この先生はご高齢のためか高音がききとりづらいとおっしゃっていました。
外で救急車のサイレンが鳴っていても全く聞こえず、家族に言われてそうなのかというほど。
パソコンが異音を放ち、きーんと鳴っていてもわからないそうです。

で。授業の最中私が質問しても、私の声も聞こえないようでした。
何度も同じことを繰り返し伝えるのですが、え?と耳を寄せられ、結局聞き取れず

君の声はねぇ。○ヘルツから○ヘルツの間に入ってるみたいなんだよ。僕はその間に入っている音は聞こえないから、君が何言ってるかわかんないんだよね」と図解つきで言われてしまいました笑。

このクラスは10人程度の生徒数で、借りていた会議室もさほど大きくなかったのですが、最前列を陣取り大きな声で質問しても私の声は全く聞こえなかったらしいです。

結局、私の質問をほかの生徒さんが代弁してくれて、やっと先生が理解してくれるという状態でした。
代弁してくれる方たちは、先生が聞こえるヘルツ帯だったんでしょうね笑。