つれづれ・思うこと

和裁教室にて。

後ろの席の生徒さんが、わたしの髪を結ってくれた昼休み。

ざっくり教えてもらったので、自宅で研究します。

親ほどの年齢の女性の割合が多いこの教室は、わざわざ和裁を習う人たちだから、手先が器用な方が多く。

わたしの髪を結ってくれた女性は洋裁も得意で、生地を持参して「こんなの作って」とリクエストすると、翌週には素敵なお洋服を仕立てて持ってきてくれます。

また、電子レンジを使わない最後の世代かなーとみてて思います。
私は時短レシピ~なんて言って、じゃがいもチンとかしちゃいますが、ここの方たちはみな、電子レンジだとおいしくないと言って、煮る、蒸す、ゆでるといった手間を惜しみません。
冷凍ものもしかり。一度冷凍すると味が変わっておいしくないといって、冷凍も嫌うひとたちです。

お昼休みに差し入れもよく回ってきます。今日はかぼちゃの煮つけ。もちろん電子レンジで手抜きテク、なんてわけではなく。ちゃんと煮たもので、ちゃんとおいしいです。
本人曰く適当料理とのことですが、まともな味といいますか、ちゃっちゃと手際よく作るだけで、押さえどころはおさえてあるんですよね。
チンも冷凍も便利なんですが、組織や栄養価も変わってるだろうし、やっぱり新鮮なものをすぐ料理して食べるのが一番ですね。

便利さと引き換えに、何かを失っている気がします。
たまにはちゃんと作らないとねと考えさせられます。

年配の女性からは教わることがたくさんあります。
そういった意味でも、毎週のお稽古は意義あるなぁと思うのでした。